The Nights という曲があります。
中3~高3には一度触れて欲しい曲です。
生きていくときに少し大事なことが書かれているように思われます。
そのうち歌詞を教材として使いましょうか。
Let it go も良い曲ですが、世相に阿り過ぎているようにも聞こえました。
商業的成功の為に(いや、商業的な失敗を極端に避けようとして)もっとも美しい何かだけを、中身のない器として発表したような印象です。好きな曲なんですが、感情と分析は別です。
対比のつもりで Let it go に言及しました。
The Nights の方は逆に、中身があり過ぎて、体裁なんか貫通して心を叩きます。
その歌詞には次のような一節があります。
「あなたが思い出したい人生を生きろ」
と訳したいです。
ソクラテスには
“The unexamined life is not worth living.”
「省みない人生に、生きる価値はない」とあって、
もう一つ、遠くアフリカの諺には
“Until the lion learns to write, every story will glorify the hunter.”
「ライオンが書き手になるまでは、英雄は狩人だ」とあって、
これは、「誰かの価値観で生きれば、あなたの物語は他人に書かれてしまう」ということで、さらに、「書かれることすらないだろう」ということを示すんじゃないでしょうか。
あなたは、あなたの人生のアルバムの編集者で、あなたの人生の物語の著者です。
あなたは、書き遺したい今日を、また見たい景色の中を過ごしていますか。
あなたの葬儀には誰が来て、誰が泣いてくれますか。
みんな、どんなことを話すでしょうか。
あなたは今日、あとから振り返りたい一日を生きましたか。