皆さんこんばんは。
COVID-19の第3波の影響がかなり深刻になってきております。
攻撃的なニュースが飛び交っているので少し関係ない話題を。
2016年夏頃(?)に新海誠監督の『君の名は。』が公開され、
一世を風靡しましたが、この作品の元となる作品をご存知でしょうか。
本人に聞いたわけではないので正確には分かりませんが、
ネット上とかで噂されている参考作品がいくつかあります。
ただ、毎回の冒頭に挿入されていた決め台詞を見る限り、認知はされていたようですが・・・
その参考作品と噂されているのは、
① 平安時代の古典『とりかへばや物語』、
② 高橋留美子さんの漫画『らんま 1/2』、
③ グレッグ・イーガン氏の『The Safe-Deposit Box(貸金庫)』
などです。
③番目の『貸金庫』の作者であるグレッグ・イーガン氏が
「『君の名は。』見たよ!」
というtweetをしていたのでご紹介しておきます。
⇓
Just watched the anime “Your Name” (which was apparently inspired to some degree by my short story “The Safe-Deposit Box” (!) though the plot is entirely different [https://t.co/8jSpxyfnGp]). It was a bit saccharine in parts, but overall pretty good, and visually ravishing.
— Greg Egan (@gregeganSF) November 28, 2020
グレッグ・イーガン氏はオーストラリア出身のSF作家で結構有名な方なので、ファンです!という方も多いのではないでしょうか?
(グレッグ・イーガン氏のサイト)
なぜこんなtweetを紹介したかというと、
最後の1文(⇓)が結構印象的な表現だったからです。
和訳すると、
「サッカリンみたいな部分もあったけど、
全体的にはかなり良い。視覚的な魅力が多い作品でした。」
みたいな感じ。
「サッカリン」って(特に平成生まれの)皆さんご存知ですかね?
半世紀ぐらい前に流行した人工甘味料の1つで、
一度は発がん性物質として使用を禁止されていたのですが、
後にそれは否定される研究が発表され、今は使用禁止は解除されています。
(ちなみに実際の発がん性有無はまだ微妙な感じです・・・)
構造式(Na塩)はこんな☟感じ。
(上図は出典:ウィキペディア)
サッカリンの味とか特性については外部サイト様の方が詳しいと思うので、
下記リンク先の情報とかを参考にしてください。
Dr. Tairaのブログ様、
大阪健康安全基盤研究所様
しかし最近の研究では、
「発がん性はどうか分からんけど食欲コントロールが出来なくなるからあんまり摂取しない方が良いよ!」という結果が出ているようですね。
まぁ、グレッグ氏がどんなつもりで「サッカリンみたい。」と表現したのかは謎ですが、
あまり見ない、かつ、ブラックユーモアに使えそうな表現だったのでご紹介しました。
解釈は皆さん個人に委ねます。
個人的には全くの同意ですw