■全体
少しずつ目標を具体的にしていきましょう。未来を丁寧に想像してください。志望校、学生生活、仕事、どんな能力で人の役に立ちたいか、稼ぎたい額、見つけたい伴侶、その伴侶の家族はどんな人か、住みたい場所、築きたい家庭、自分ならどう子育てするか、死ぬ前にどんな人たちに囲まれていたいか、見聞きした中から出来る範囲で想像し、言葉にして、独り言をしてください。そして達成のため必要な手を打ちます。
ただし、全てが叶う必要はありません。人は目指すべきところを目指して歩みますが、目指したところではなく「在るべき場所」へ到達します。これがわかっていないと向上心のせいで苦しみます。おおらかに長い目で、世界と自分をとらえてください。
山﨑先生より「土日は学校の２週間先の範囲を予習するようにしましょう。」
丁氏より「基本的に模試は４周してください。答えのない問題は解かないことです。時間が無いからです。」
■数
サクシード・チャート・模試を繰り返します。解けなかった問題・引っかかった問題に目印(←日付がいいでしょう)をつけます。印のある問題を繰り返し解きます。多くの印がついた問題は、あなたにとって大切な問題だとわかります。平日に新しいページを進め、土日に間違えた問題を繰り返します。積極的に模試を受け、同じ方法で繰り返し解いてください。それで時間が余ることはおそらく無いでしょう。もし時間が余ったり、２年３年になり繰り返しが十分なら、河合塾のプラチカなどに手を出しましょう。良い問題集は日進月歩ですから、先生に聞いたりネットでオススメの教材を探して解くことも良いでしょう。
■理
学校の問題集を始めとし、その後は良い問題集を探し尋ね、それを繰り返します。出来ん問題をなくそうとしましょう。化学は卜部さんの「化学の新研究」を使って疑問点を調べつくします。竹田先生より「物理は授業で公式とか物事の背景を聞いたときに、先生の言葉をどれくらい理解して自分のものにできているかに気を付ける」とのことです。ノートにメモも取りましょう。誰かに説明できるかどうかをいつも考えてください。実際に説明もしてみてください。
「なぜ」を聞きに、先生に自分から質問に足繁く行きましょう。先生という生き物は教えたくて教えていますので、聞きたい生徒がたずね来ることを喜びます。高校の先生は中学の先生より時間がある勤務体系になっています。
■国
丁氏から「タダヨビの宗先生の講義を今すぐ始めましょう。レジュメがネットにあるから印刷してください。レジュメに書き込みながら、授業としてちゃんとyoutubeでみて受講しよう！」とのことです。これを一新ゼミでやる予定です。あなたにはオンラインで参加してもらうか、オンラインでの個別指導を考えています。タダヨビがあるので、国語に限らず、東進はじめ映像授業の予備校に行く必要は薄れています。
以下は岡より
母国語で深い思想が無い者は外国語でも思想思考が深くないままとなります。その意味は
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24642_3.html
などを読んで理解し始めてほしいです。まだ論説で見かけるほどメジャーではないかもしれませんが、セミリンガルという言葉は大切なことを教えてくれます。帰国子女でもないのに日本語がセミリンガル状態の学生が後を絶たないように思います。
その他小説や論説に触れたいです。
現在一番のオススメは、３７年前の本ですが、三木成夫の「胎児の世界」です。ぜひ通読してください。面白くない部分もあるかもしれませんが、筆者の静かだけれどゆるぎない思いが文章から伝わってきて、自然と背筋が伸びます。ダイジェストは下記です。
http://www.waseda.jp/assoc-wpa/gakkaikeijibann_dengon_8.html
何らのテーマも志向もなければ物化生地か世界史か経済をお勧めします。古くはこういわれました。「結婚相手を探すときは、相手の家族と、家族への態度と、本棚を見ろ、言葉に耳を貸すな、行動を見ろ」と。昭和的ですが、令和の今も真実を帯びています。ということで、友人の読んでいる本を読むことや、好みのテーマの本を読むといいでしょう。古い本ですが
「心理戦」で絶対に負けない本(文庫) 敵を見抜く・引き込む・操るテクニック
という本も理解しやすい本でした。この本はオススメというほどではありません。理由は以下の通りです。下手な随筆になってしまいましたが、読解の練習程度に読んでいただければ幸いです。
高校生の頃にこの本を読み、以来数年ふとした時に心理テクニックを使っておりました。今はもうテクニックとしては使っていません。心理テクニックは表面的なものであり、本質ではないからです。次の二つが心理テクニックを意識していない理由です。
一つは、心理テクニックの裏にある「なぜその技が通じるのか」を理解し、「いまこうしたら相手はどう感じるか」を逆算し、自分の表情や言動を操作することに集中すれば、あらゆる心理テクニックを「生み出す側」になれるからです。
もう一つは、心理テクニックは「中身のある人」が使って初めて効果を発揮するものだからです。かつての私だけでなく、多くの高校生はまだ十分な中身、つまり信念や確たる技術を持ちません。心理テクニックを磨いても、短期間での小手先の意味はありますが、長期間での大きな意味（人の心を動かすことなどは無いでしょう。
心理テクニックに執心するよりも、大学など自分にとって目指すべき人や望ましい人が集う場所に身を置くことで、結果的には心理的な実効力が得られるでしょう。良い仲間が集う場では、互いに多くの影響を与え合い、思考の深みも得られるからです。
人間の本質は自分自身であり、人間の本質は相手つまり「人」でもあります。自身の能力を高めること、大切な人たちを尊重し理解しようと努めることで、そもそも心理戦など必要ない状態に達します。念のため補記しますが、すべての人を理解することは不可能であり不要です。世界中の本を読みつくすことができないことと、全ての人と仲良くすることができないことは似ています。まず第一に自分を大切にし、次に、自分が大切だと感じる人について理解しようと努めることです。
心理テクニックは自分研究や他人研究の入り口にはなりますが、本質ではないため、結果的には不必要になっていくものです。
さて、考えを言葉にし改めて思うのですが、心理テクニックは人間研究の入り口にはなりますね。そう考えると心理テクニックや、心理学の本もいいかもしれません。
丁氏より
・古文は完璧ですか。
助動詞の接続（未然形接続「る・らる・す・さす・しむ・ず・じ・む・むず・まし・まほし」のように活用表を横読み：詳しくはタダヨビの古文を観よ）と、オーソドックスに活用表の縦読みを行いましょう。活用完璧にしたら助詞。そして敬語、という順。あとは「に」の識別とか、識別系をやりましょう。
・漢文は完璧ですか。
句法（句形）は完璧ですか。ＡをしてＢせしむとか、７０個くらいあるから、完璧にしましょう。これらができれば書き下しと読解へ移っていきます。
・古文漢文は基本的に進歩しない教科だから完璧にできるはず。とのことでした。古文はタダヨビでいけます。漢文もあったと思いますがどうかな。１年から入試過去問（共通テスト過去問）を解くといいですね。
国語は以上です。
■社（丁氏より）
日本史も世界史も
①山川のナビゲーターを全部読んで通史
②一問一答を完璧にする
③過去問
これでＯＫです。
■英（丁氏より）
速単のディクテーションを最重要視してください。７０英文全部やってもいいくらいです。まずは２０までやってみてください。ディクテーションの答え合わせのときは、ディクテーションできなかったところの文法を、文法書（ｂｅかな？）使って弱いとこだけ繰り返し解くことです。あなたは①オーバーラッピング（原稿を見て音声に合わせて音読する事）はもう十分やりました。よって、②シャドーイング（原稿を見ずに音読すること）を空き時間にスマホとイヤホンでやり、③ディクテーション（音声から英文を書き起こすこと、その後原稿をみて直すこと、書き間違えた部分の「文法」を確認すること）をやりましょう。
岡より
あとは英作文。課題をもらい英文を書き添削してもらいましょう。ディクテーションの量と、添削を受けて英語表現を改善し書き直した数が、あなたの英作文の力になります。最終的には、いま培った英文力で、「伝えたいと思った内容を、伝えたいと思った相手へ向けて、書く」ということが本質です。読者の心を想像しながら書くことが大切です。
