未分類

知識に灯を

投稿日:2019年11月25日 更新日:

「ともしび」と読んでもらえればと思います。開塾した頃は「いかに教えるか、点を取ってもらうか」ばかりに目を向けておりました。その後、生徒の成績は伸びて当たり前となり、その向こう側へ興味がうつりました。なぜ勉強するのか、それは多くの答えがあっていいと思います。何を勉強するのか、学校の教科に合わせておいて大損はしないと思います。いずれにせよ一つ一つの知識には喜びと驚きがあります。もしそこに何の感動も無い知識があるとすれば、それは語り継がれることがないので、教科書にも載らないまま消えていくのではないでしょうか。知識として言語化されることも無く、記録もされず、消えていく。だから教科書に載っているかどうかにかかわらず、私たちが触れる知識達には、その知識に対する喜びや悲しみがあります。うつろいゆく自然の中から、誰かが感動の両手でその知識を掬い上げたのです。では私たちが知識に対峙する時、一つでも多くの知識に、一つでも多く「ともしび」を灯す、喜びや悲しみにふと気付くことが、人間として生きることの喜びかと思います。私たちは生徒が知識と出会う時に、そこに「ともしび」を灯せるよう、感動に気付けるように助力します。点数は単に生きていることその足跡の一つに過ぎません。まあ人間はゲンキンなもので、点数にしてもオカネにしても、数値化され変化を示されると感情が動きます。オカネが便利な道具であるように、点数もまた便利な道具に過ぎないのです。もしオカネの為にだけに生きることが正しいわけじゃないのならば、点数の為だけに生きることもまた正しいわけじゃない。いえいえ、点数を取ることを否定してるわけではありません。生徒が100点を取ってくるたびに本当に(物理的に)飛び跳ねて喜んでおります。ある塾の塾長さんに「あなたも教育の変態だ」と言われました。大変名誉なことです。ありがとうございます。


画像は「Don’t spend your life chasing money.」を検索。

-未分類


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

学校の授業スピード。

『めっちゃ早いんですよ!!』 と、私がみている生徒達が言っていました。 学年順位が10番台の子もそう言うので、早いんだと思います。 『臨時休校になった時の事を考えている先生は、授業スピードが早いのか』 …

遅く帰った日。

日が変わって帰る日もあります。 そんな時でも帰りを喜んでくれるのは、イヌだけです。 普段も、帰ったら喜んでくれるのですが( ´艸`) 眠たい日は、ただいまの挨拶もそこそこで布団に入ってしまうので、彼女 …

no image

平仄を合わせる

■平仄が合わぬ(ひょうそくがあわぬ)について 意味:順序がおかしいこと、つじつまが合わないこと 由来:漢詩の平字(ひょうじ)と仄字(そくじ) ■平字と仄字について 中国(唐の時代)の漢字のアクセントに …

勢揃い。

毎週火曜日は、ゼミ生が全員揃う可能性が一番高い日です。 また、机と椅子を注文したから、もうちょっと待っててね。 u

no image

1日=9000判断&70決断

人は1日に9000回の判断をし、70個の重要な決定を下す、と聞きました。1日に下せる判断の数は限られているという事でしょう。同じ現象への別の表現で「選択疲れ」という言葉もあります。この疲れを軽減し、よ …

最近の投稿

サイト内検索

カテゴリー

アーカイブ