人は痛い目を見ないと学びません。
子供が安全に痛い目に遭うよう導くのが親です。
後から考えれば小さな痛みを、
大きな痛みだと誤解して、
周囲を巻き込んで暴れて泣いて、
孤立していく人たちがいます。
そのまま何も学ばずに大人になるような時代です。
テストで赤点を取ったり、
簡単な問題を間違えたり程度のことで、
「痛いな」と思ってもらうことが親の役目。
えっ、って思われますか?
もしもこういった場面で、
クラスメイトや先生から驚かれなくなって
「そんなことも分からないのか」と言われなくなって
傷つかないように、傷つかないように、
やさしくやさしく教えてもらえるのが常識になったら
いったいいつ「痛い目」に遭うんでしょう。
社会人になったときですか?
ずっとずっと
傷つかないように、傷つかないように、
やさしくやさしく教えてもらえるんですか。
優しさは、やり方を間違えたら、残酷なんじゃないかな。
そして他責にして
取り返しがつかないレベルになっていく。